ショートドラマ制作会社は目的別で選ぼう!失敗しない4つのポイントも

最近注目を集めるショートドラマを、自社のマーケティングに活用したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、「ショートドラマの制作会社って、どうやって選べばいいの?」「費用はどれくらいかかるんだろう…」と疑問を抱える方も少なくないでしょう。
制作会社と一口に言っても、得意なことや費用はさまざまです。
何も知らずに依頼してしまい、思ったような成果が出なかった、などの失敗は避けたいところです。
この記事では、おすすめのショートドラマ制作会社を【目的別】に紹介します。
後悔しないための選び方の基準や、依頼する際に失敗しないための4つのポイントも分かりやすく解説します。
ショートドラマの制作を依頼したいけどどこに頼んでいいかわからない方や、制作会社の選び方を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
【目的別】おすすめのショートドラマ制作会社

ショートドラマの制作会社は、自社の目的に合わせて選ぶことが何よりも大切です。
なぜなら、制作会社にはそれぞれ得意な分野や特徴があり、期待する成果を得るためには、自社の課題を解決してくれる制作会社を見つける必要があるからです。
ここでは、以下の5つの目的別に、おすすめのショートドラマの制作会社を紹介します。
【実績豊富】ごっこ倶楽部|圧倒的な再生回数と実績

出典:ごっこ倶楽部
会社名 | ごっこ倶楽部(株式会社GOKKO) |
実績 | 日テレ、TOYOTA、日本航空など |
費用 | 要見積もり |
特徴 | ・日本No.1の再生回数と実績 ・大手企業との取引多数 ・自社アプリ「BUMP」も運営 |
圧倒的な実績と再生回数を誇る制作会社を探しているなら、まず検討したいのが「ごっこ倶楽部」です。
再生数やフォロワー数、いいね数において、ショートドラマのカテゴリで日本No.1の実績を誇っているからです。
多くの大手企業との取引実績もあり、信頼性の高さは業界でもトップクラスと言えるでしょう。
具体的には、日本テレビやTOYOTA、日本航空といった誰もが知る企業とのプロモーションを手がけてきました。
自社で縦型ショートドラマに特化したアプリ「BUMP」の開発・運営も行っており、制作後の活用方法まで見据えた提案力も強みです。
制作後の展開力まで求める企業にとって、有力な候補となるでしょう。
【品質重視】シバケン|映画クオリティの映像制作

会社名 | シバケン(株式会社B4B) |
実績 | 日カンヌ国際映画祭グランプリ受賞など |
費用 | 要見積もり |
特徴 | ・カンヌ受賞歴のある映画クオリティ ・実力派俳優と専門クリエイター陣 ・予算に応じた柔軟なチーム編成 |
映像の品質にこだわり、作品としてのクオリティを追求するなら「シバケン」が選択肢に挙がります。
世界的な映画祭での受賞歴が、その卓越した技術力を証明しています。
制作には映画業界で活躍するクリエイターや実力派の俳優陣が参加するため、質の高い映像制作が期待できるでしょう。
特に「最初の1秒」で視聴者を引き込む映像技術に強みがあり、ショートドラマを通じた認知拡大を得意としています。
独自のキャスティングネットワークを活かし、予算に応じて柔軟な制作体制を組める点も魅力です。
ブランドイメージを向上させる本格的な作品作りを目指す企業におすすめです。
【SNS特化】TATETO|フォロワー380万人の拡散力

会社名 | TATETO(株式会社プルークス) |
費用 | 要見積もり |
特徴 | ・モデルプレスとの提携による拡散力 ・制作からSNS運用までワンストップ ・ショートドラマ専門のクリエイター陣 |
制作したショートドラマをSNSで広く拡散させたいなら「TATETO」への依頼を検討してみましょう。
最大の強みは、大手メディアとの提携による圧倒的な拡散力です。
制作後のSNS運用まで一貫して依頼できるため、作っただけで終わらない戦略的な展開が期待できます。
具体的には、女性向け情報サイト「モデルプレス」との連携により、多くの視聴者に作品を届けることが可能です。
ショートドラマ制作に特化したクリエイターが担当するため、SNSで注目を集める質の高いコンテンツを制作できます。
SNSでの影響力を重視し、制作から発信まで一貫したサポートを求める企業に適した制作会社です。
【企画から丸投げOK】DRAMA IS|ワンストップで制作を依頼

会社名 | DRAMA IS(株式会社ビバップ) |
実績 | ソフトバンク、LINE、識学など |
費用 | 要見積もり |
特徴 | ・企画から編集までワンストップ対応 ・業界でも先駆けの専門チーム ・予算に応じたプラン選択が可能 |
企画から制作までを一貫して依頼したい企業には、「DRAMA IS」がおすすめです。
その背景には、2019年からショートドラマ専門チームを組織してきた豊富なノウハウがあります。
業界でも早い段階から蓄積された知見を活かし、企画から編集まで全ての工程をワンストップで任せることが可能です。
例えば、TikTokやYouTubeなど、各SNSの特性に合わせたショートドラマを制作してくれます。
予算に応じて「脚本重視」か「予算重視」かを選べるプランも用意されており、限られた予算の中でも柔軟に対応してもらえる点も強みです。
社内にリソースがなく一括して任せられる制作会社を探している企業におすすめです。
【格安】ショート動画屋さん|1本2万円台からのお手頃価格

会社名 | ショート動画屋さん(株式会社美手紙) |
実績 | 100社以上 |
費用 | 1本2万円台〜 |
特徴 | ・1本2万円台からの圧倒的な低価格 ・関西拠点での対面打ち合わせに対応 ・創業後短期間で100社以上の実績 |
予算を最優先で考え、コストを抑えて制作したい場合に「ショート動画屋さん」がおすすめです。
なぜなら、1本あたり2万円台からのリーズナブルな価格設定だからです。
この価格帯であれば、初めてショートドラマ制作に取り組む企業でも、気軽に試すことができるでしょう。
価格は抑えつつも、企画からキャスティング、撮影、編集までを一貫して依頼できます。
創業から短期間で100社以上の制作実績がある点も、品質を判断する上で安心できる材料です。
特に関西エリアの企業にとっては、対面での打ち合わせが可能な点も大きな魅力といえます。
コストパフォーマンスを重視し、まずはスモールスタートで始めたい企業にはおすすめです。
ショートドラマ制作会社の選び方

数ある制作会社の中から自社に最適な一社を選ぶためには、判断基準を持つことが大切です。
なぜなら、どの会社に依頼するかによって、作品のクオリティや得られる成果が変わってくるからです。
時間や費用を無駄にしないためにも、しっかりとした視点で会社を見極める必要があります。
ここでは、制作会社を選ぶ上での5つのポイントを解説します。
- 企画力を確認する
- 実績を評価する
- 費用相場を把握する
- SNS運用の知見があるか確かめる
- 担当者との相性を見極める
それぞれの基準を確認していきましょう。
企画力を確認する
制作会社を選ぶ際は、まずその会社の企画力を確かめる必要があります。
なぜなら、ショートドラマの成否は、脚本や構成といった企画の段階でその大半が決まるからです。
どれほど映像技術が高くても、視聴者を引きつけるストーリーがなければ、最後まで見てもらうことは難しいでしょう。
企業の伝えたいメッセージを、視聴者が共感できる物語へと落とし込む力があるかを見極める必要があります。
企画力を確認するためには、以下の点に注目してみましょう。
- 課題解決につながる提案があるか
- 過去の実績における企画意図を説明できるか
- マーケティング視点を備えているか
優れた企画力を持つ会社は、商品の性能をただ説明するのではなく、その商品があることで日常がどう豊かになるのかを物語で示してくれます。
問い合わせや打ち合わせの際には、ぜひ「弊社のこの商品を若者に届けるには、どんなストーリーが考えられますか?」と具体的に問いかけてみてください。
その返答の質や深さで、本当に企画力がある会社かどうかを見極められるでしょう。
実績を評価する
制作会社を選ぶ際には、過去の実績も評価する必要があります。
なぜなら、実績はその会社の制作能力や得意分野を客観的に示してくれる、最も信頼できる判断材料だからです。
どのようなクオリティの作品を作れるのかは、これまでの実績を見るのが一番確実です。
ただし、単純に実績の数や取引先の知名度だけで判断するのは注意が必要です。
実績を評価する際は、以下の点もあわせて確認しましょう。
- 作品のテイストは自社のイメージと合うか
- 自社と同じ業界での制作経験はあるか
- 公開後の成果(再生数や反応)はどうか
例えば、自社がコミカルなドラマを希望しているのに、その会社の実績がシリアスな作品ばかりだと、イメージ通りの仕上がりにならない可能性があります。
実績を数や知名度だけで判断するのではなく、その「中身」までしっかり確認する必要があります。
自社の目的と照らし合わせながら実績を確認すれば、本当に頼れる会社かどうかが見えてくるでしょう。
費用相場を把握する
制作を依頼する前に、費用相場を把握しておきましょう。
なぜなら、何にどれくらい費用がかかるかを知っておけば、制作会社から提示された見積もりが妥当かどうかを判断できるからです。
一般的にショートドラマの制作は、シンプルなもので50万円程度から、本格的なものでは数百万円規模になる場合もあります。
金額の幅がどこから来るのか、その内訳を理解する必要があります。
予算に合わせてどこにお金をかけ、どこを工夫できるか、具体的な相談もしやすくなるでしょう。
ショートドラマ制作の費用は内容によって変動しますが、一般的な目安として、費用の主な内訳は以下のとおりです。
企画・構成費 | 脚本やストーリー作りにかかる費用 |
撮影人件費 | カメラマンや音声、照明スタッフなどの費用 |
出演キャスト費 | 俳優やインフルエンサーなどの出演料 |
編集・技術費 | カット編集やテロップ、BGMなどにかかる費用 |
その他諸経費 | ロケ地の使用料やスタジオ代、機材レンタル代など |
費用の内訳と調整できるポイントを理解しておくことが大切です。
複数の会社から見積もりを取り、ただ総額を比べるだけではなく「なぜこの金額になるのか」をしっかり確認すれば、予算内で納得のいく制作が実現できるでしょう。
SNS運用の知見があるか確かめる
制作会社にSNS運用の知見があるか確かめることも大切です。
なぜなら、ショートドラマは作って終わりではなく、TikTokやInstagramなどのSNSで多くの人に見てもらって初めて効果を発揮するからです。
各SNSには独自のアルゴリズムや文化があり、その特性を理解せずに投稿しても、動画は誰にも届かず埋もれてしまう可能性があります。
良い作品を作ることと、その作品を多くの人に見てもらうことは、全く別のスキルが必要です。
制作会社がSNS運用の知見を持っているか確認するには、以下の点を質問してみるとよいでしょう。
- 各SNSのユーザー層やトレンドを理解しているか
- 投稿後の分析や改善提案は可能か
- ハッシュタグの選定や投稿タイミングなどの助言をくれるか
ただ動画を作るだけではなく、その動画をどうやってターゲットに「届けるか」の視点を持っている会社を選ぶことが、成果を出すためには大切です。
制作スキルだけではなく、SNSマーケティングの知識もあわせ持った会社かどうかを見極めましょう。
担当者との相性を見極める
制作会社を選ぶ際には、担当者との相性も見極めましょう。
なぜなら、ショートドラマ制作は数ヶ月にわたる共同作業になることが多く、担当者はそのプロジェクトを一緒に進める中で連絡を取り合わなければならないからです。
もし担当者との意思疎通がうまくいかなければ、細かなニュアンスが伝わらず、思い描いた作品にならない可能性があります。
どんなに実績のある会社でも、担当者との相性が悪ければ、満足のいく制作は難しいでしょう。
打ち合わせの際には、以下のポイントを意識して相手を観察してみましょう。
- こちらの話を親身に聞いてくれるか
- 質問に対して分かりやすく答えてくれるか
- レスポンスは迅速で丁寧か
例えば、こちらの漠然としたイメージを具体的な言葉で整理してくれたり、不安な点に寄り添って解決策を一緒に考えてくれたりする担当者であれば、信頼して任せられる可能性が高いです。
制作は会社対会社であると同時に、人対人のやり取りでもあります。
スキルや実績だけではなく、気持ちよくコミュニケーションを取り、最後まで一緒にできる担当者かどうかをしっかり見極める姿勢も大切です。
制作会社選びで失敗しないための4つのポイント

良い制作会社を選んだとしても、依頼の仕方によってはプロジェクトがうまくいかないことがあります。
なぜなら、制作は依頼側と制作側の共同作業であり、任せきりにするだけでは期待通りの成果は得られないからです。
失敗を避けるために、特に以下の4つの点を意識しましょう。
- 目的を明確に伝える
- 全てを丸投げしない
- 契約前に修正範囲を確認する
- 権利関係の所在を事前に取り決める
一つひとつのポイントを確認していきましょう。
目的を明確に伝える
制作会社に依頼する際は、まず「何のためにショートドラマを作るのか」の目的を具体的に伝えることが大切です。
なぜなら、目的が曖昧なままでは、制作会社もどの方向を目指して作ればよいか分からなくなってしまうからです。
「とにかくバズらせたい」だけでは、作るべき動画の焦点がぼやけてしまいます。
認知度を上げたいのか、商品の購入につなげたいのかによって、最適なストーリーや表現は変わってきます。
良い作品を作るためには、依頼側と制作側が同じゴールを目指す必要があります。
目的を具体的に伝えるには、以下のようなKPI(目標達成の度合いを測る指標)を共有するのが効果的です。
認知度向上 | 再生数100万回を目指す |
販売促進 | 動画からECサイトへユーザーを誘導する |
ブランディング | コメント欄で好意的な反応を得る |
最初に「何をもって成功とするか」などのゴールを具体的に共有すれば、プロジェクト全体の方向性がブレずに進められるはずです。
目的が明確であればあるほど、制作会社もその力を最大限に発揮してくれるでしょう。
全てを丸投げしない
制作会社に依頼した後も、全てを丸投げにせず、積極的に関わっていきましょう。
なぜなら、あなたの商品やサービスの魅力、ブランドの世界観などを最も深く理解しているのは、制作会社ではなく企業の担当者自身だからです。
プロに任せきりにすると、意図と少し違うニュアンスの作品に仕上がってしまう可能性も少なくありません。
良い作品を共に作るためには、制作プロセスの各段階で積極的に関わることが求められます。
例えば、以下のような関わり方が考えられます。
- 脚本や絵コンテの段階で積極的に意見を伝える
- 撮影現場に立ち会い、イメージのズレがないか確認する
- 編集の初稿に対して、具体的な修正点をフィードバックする
「任せる」ことと「丸投げ」は違います。
制作会社を信頼しつつも、積極的に関わる姿勢が、最終的な作品のクオリティにつがなります。
良い作品を一緒に作り上げる意識は、忘れないようにしましょう。
契約前に修正範囲を確認する
制作会社と契約を結ぶ前に、修正できる回数や範囲を具体的に確認しておきましょう。
なぜなら、「これくらいは直してくれるだろう」などのこちらの期待と、制作会社のルールが異なっている場合があるからです。
後から「その修正は追加料金です」といった予期せぬ費用やトラブルに発展するのを防ぐためにも、事前の確認は欠かせません。
お互いの認識を合わせるために、契約前に少なくとも以下の点を確認しておきましょう。
- 無料で対応してくれる修正の回数(例:2回までなど)
- 修正可能な範囲(例:テロップの誤字脱校、BGMの変更など)
- 追加料金が発生するのはどのような場合か(例:大幅な構成変更など)
口約束ではなく、契約書などの書面でこれらのルールを明確にしておくことが、お互いに気持ちよく仕事を進めるためのポイントです。
安心して制作を進めるためにも、契約内容はしっかり確認しましょう。
権利関係の所在を事前に取り決める
完成した動画の権利関係、特に著作権がどちらのものになるのかも事前に取り決めておきましょう。
なぜなら、権利の所在がはっきりしていないと、後から動画を自由に使えない可能性があるからです。
例えば、TikTok用に作った動画を、自社のウェブサイトやYouTube広告にも使いたいと考えた際に、制作会社の許可や追加費用が必要になる場合があります。
動画を幅広く活用するためにも、契約時には最低限以下の点を確認しておきましょう。
- 完成した動画の著作権はどちらが持つか
- 動画の二次利用(改変や他媒体での使用)は可能か
- 出演者の肖像権の利用範囲や期間はどうなっているか
完成した動画を自社の資産として将来にわたって活用するためにも、権利に関する取り決めは契約段階で明確にしておく必要があります。
後々のトラブルを避けるためにも、必ず確認しましょう。
まとめ|ショートドラマを制作会社に依頼する場合は目的別に選ぼう
この記事では、ショートドラマ制作会社の選び方から、依頼で失敗しないためのポイントまでを解説しました。
大切なのは、自社の「目的」を明確にし、それに合った制作会社を見つけることです。
実績で選ぶのか、SNSでの拡散力を重視するのかで、選ぶべき会社は異なります。
今回お伝えした企画力の見極め方や費用の考え方を参考に、まずは気になる会社をいくつかリストアップしてみましょう。
ショートドラマを制作会社に依頼したからといって、すぐにうまくいくわけではありません。
最初にどんな目的でショートドラマを制作してもらうのか、しっかりと考えた上で自社にあった制作会社を選びましょう。