SNS分析ツールとは?選び方やおすすめのツール3選を紹介!

SNS運用の成果を可視化するためにSNS分析ツールの導入を検討しているものの、種類が多すぎて、どれが自社に合うのか判断が難しいと感じていませんか。

多機能な有料ツールから手軽な無料ツールまでさまざまですが、目的が曖昧なまま選んでしまうと、コストだけがかさみ、本当に必要なデータが得られないなどの事態に陥りかねません。

その課題を解決するために、本記事ではSNS分析ツールで失敗しない選び方を3つの基準で解説します。

SNS分析ツールにはどういう種類があるか知りたい方や、導入を検討している方はぜひ参考にしてください。

目次

SNS分析ツールとは?

SNS分析ツールとは、X(旧Twitter)やInstagram、FacebookといったSNSから収集したデータを可視化し、感覚に頼らない運用を実現するツールです。

SNSを運用していると「この投稿は反応が良かった気がする」「フォロワーは増えているけれど、本当に成果が出ているのか」と感じることはありませんか。

SNS分析ツールを使えば、こうした曖昧な感覚をデータで裏付けられます。

例えば、フォロワー数やエンゲージメント率(いいねやシェアの割合)、投稿のリーチ数(投稿を見た人の数)などを数値で確認できます。

投稿ごとの効果を比較すれば、どの内容がユーザーに響いたのかを客観的に把握できるのが特徴です。

SNS分析ツールには以下のような機能もあります。

アカウント運用管理複数アカウントの一括管理や予約投稿
データ分析フォロワー属性の把握や最適な投稿時間の特定
ソーシャルリスニング特定キーワードの投稿数やユーザーの感情分析
競合分析競合アカウントの動向を調査し自社戦略と比較
キャンペーン管理ハッシュタグキャンペーンの当選者抽選を自動化

上記機能を活用すれば、「なんとなく投稿する」状態から「根拠を持って投稿する」状態へと変われます。

データが示す傾向をもとに、フォロワーが求める情報を届けられるはずです。

SNS分析ツールの主な種類

SNS分析ツールは、目的や機能によって大きく3つのタイプに分けられます。

それぞれのタイプがどのような特徴を持ち、どんな場面で役立つのかを確認していきましょう。

アカウント運用・分析タイプ

アカウント運用・分析タイプは、自社のSNSアカウントの投稿効果やフォロワーの反応を分析できるツールです。

X(旧Twitter)やInstagram、Facebookといった各SNSで、どの投稿が多く見られたのか、どのくらいの人が反応したのかを数値で把握できます。

投稿ごとのエンゲージメント率(いいねやコメントの割合)、リーチ数(投稿を見た人の数)、インプレッション数(投稿が表示された回数)などを確認すれば、効果的だった投稿の傾向がつかめます。

フォロワーの増減や属性(年齢層、性別、地域など)も分析できるため、どのような人が自社アカウントに関心を持っているのかが明確になり、ターゲット層に合わせた投稿内容や発信時間を調整できるようになるでしょう。

代表的なツールとしては、X運用に特化したSocialDogや、Instagram分析に強みを持つSINISなどがあります。

自社アカウントの成長を目指す際に、まず検討したいタイプです。

ソーシャルリスニング(口コミ分析)タイプ

ソーシャルリスニングタイプは、SNS全体から自社や競合、特定キーワードに関する投稿を収集し、世の中の声を把握できるツールです。

自社アカウントの分析だけではなく、市場全体でどのような話題が交わされているのかをリアルタイムで確認できます。

例えば、自社の商品名やサービス名で検索したときに、ユーザーがどのような感想を持っているのか、ポジティブな意見とネガティブな意見の割合はどうなっているのかを数値で把握できるのが特徴です。

競合アカウントの投稿やユーザーの反応も分析できるため、他社がどのような戦略で成果を上げているのかを知る手がかりになります。

UGC(ユーザー生成コンテンツ)の分析機能を使えば、ユーザーが自発的に投稿した口コミや写真から、潜在的なニーズを発見できます。

炎上リスクの早期発見にも役立てられるでしょう。

ネガティブな投稿が急増したタイミングでアラートを受け取れるため、迅速な対応ができるようになるからです。

市場のトレンドや評判を把握したい場合、新商品開発のヒントを探したい場合に適したタイプです。

オールインワンタイプ

オールインワンタイプは、アカウント運用分析とソーシャルリスニングの両方の機能を備えた統合型ツールです。

自社アカウントの投稿分析だけではなく、市場全体の口コミ収集や競合分析も1つのツールで完結できます。

複数のSNS(X、Instagram、Facebookなど)を一括管理できるため、各プラットフォームを行き来する手間が省けるのが特徴です。

例えば、Xでの投稿効果を確認しながら、同時にInstagramでの競合の動向を調査する、といった使い方ができます。

データを横断的に見られるため、SNS全体での戦略を立てやすくなるでしょう。

高機能な分、費用は他のタイプより高めに設定されていることが多いです。

ただし、複数のツールを個別に契約するよりもコストを抑えられるケースもあります。

代表的なツールとしては、Tofu Analyticsなどがあります。

複数のSNSを本格的に運用している企業や、包括的なSNS戦略を立てたい場合に適したタイプです。

SNS分析ツールの選び方

SNS分析ツールを選ぶ際は、自分の目的や運用状況に合わせて判断しなければなりません。

ツールによって対応しているSNSや得意な機能が異なるため、何を基準に選べばよいのかを明確にしておく必要があります。

予算や解決したい課題を整理しておくことで、自分に合ったツールを見つけやすくなるでしょう。

それぞれの選び方のポイントを確認していきましょう。

分析したいSNSで選ぶ

SNS分析ツールを選ぶ際は、まず分析したいSNSに対応しているかを確認します。

ツールによって得意なSNSや分析機能の範囲が異なり、自分の目的に合ったものを選ぶ必要があるからです。

自分がどのSNSに注力したいかに応じて、以下の3つの視点からツールを検討しましょう。

  • 複数のSNSを横断して分析する
  • X(旧Twitter)の運用に集中する
  • Instagramの分析を深める

例えば、Instagramでの成果を上げたいのに、Xの分析機能が豊富なツールを選んでも、本当に欲しいデータは手に入りません。

まずは自分がどのSNSで成果を出したいのかを明確にする必要があります。

そうすれば、ツールに搭載された機能を最大限に活用でき、効果的なアカウント運用につながります。

解決したい課題で選ぶ

SNS分析ツールは、解決したい課題を明確にしてから選ぶことが大切です。

多機能なツールが必ずしも良いとは限らず、目的に合った機能を使わなければ成果につながらないからです。

課題に合わせて、以下の3つの視点から必要な機能を考えましょう。

  • アカウントの反応を改善したい
  • 世の中の評判や意見を知りたい
  • 複数SNSの管理を効率化したい

例えば、アカウントのフォロワーを増やしたいのに、口コミを分析する機能が中心のツールでは、目的達成は難しいでしょう。

まずは「投稿の反応率を上げたい」「炎上リスクを減らしたい」など、最も解決したい課題を一つ決めることが肝心です。

そうすれば、数ある機能の中から本当に必要なものを見極められ、ツール導入の効果を実感しやすくなります。

無料か有料かで選ぶ

SNS分析ツールを無料と有料のどちらにするかは、目的と予算に応じて判断します。

無料ツールは手軽に始められる一方で、有料ツールはより高度な分析や手厚いサポートが受けられるからです。

失敗しないためには、以下の3つのステップで検討を進めましょう。

  1. 無料で基本的なデータを把握する
  2. 予算を決めて必要な機能を探す
  3. 有料ツールの無料体験で比較する

初めてツールを導入する場合、いきなり高額な有料プランを契約するのは賢明ではありません。

まずはInstagramやXが公式に提供している無料の分析機能を使い、「フォロワーの増減」や「投稿への反応」といった基本的な数値の把握から始めましょう。

その上で「競合の動向も知りたい」といった追加の要望が出てきたら、かけられる予算を決め、その範囲内で必要な機能を備えた有料ツールの無料体験をいくつか試してみるのが無駄のない手順です。

このステップを踏むことで、コストをかけすぎずに自社に最適なツールを見つけられます。

おすすめSNS分析ツール3選

ここからは、具体的なSNS分析ツールを3つ紹介します。

それぞれのツールの特徴や、どのような方に向いているのかを確認し、自分に合ったツールを見つける参考にしてください。

Tofu Analytics(トーフアナリティクス)

対応SNSX, Instagram, Facebook, TikTok, YouTubeなど主要SNS全般
料金要問合せ
主な機能・AIによる高度な分析(インフルエンサー特定など)・ソーシャルリスニング(口コミ分析)・競合アカウント分析
こんな人におすすめ・複数のSNSを横断して分析したい方・市場全体のトレンドや口コミを把握したい方・AIの高度な分析で競合と差別化したい方

Tofu Analyticsは、複数のSNSをAIで高度に分析できるオールインワンツールです。

XやInstagramといった主要SNSはもちろん、Threadsなどの新しいSNSにも対応しており、幅広いプラットフォームのデータを一括で分析できるのが強みです。

AIを活用した独自の分析技術により、自社アカウントの分析だけではなく、市場全体の口コミを収集するソーシャルリスニングや、競合の動向調査も行えます。

例えば、「自社の商品が世の中でどのように評価されているか」を把握したり、「拡散に貢献してくれそうなインフルエンサー」を特定したりする際に役立ちます。

SocialDog(ソーシャルドッグ)

出典:SocialDog

対応SNSX(旧Twitter)
料金Free:0円Personal:1,480円/月Professional:4,980円/月Business:19,800円/月Enterprise:要問合せ
主な機能・予約投稿・フォロー/フォロワー管理・基本的な分析機能
こんな人におすすめ・X(旧Twitter)の運用を効率化したい方・まずは無料でSNS分析を始めたい方・予約投稿で日々の作業負担を減らしたい方

SocialDogは、X(旧Twitter)の運用効率化に特化した、国内で100万アカウント以上が利用するツールです。

最大の強みは、無料プランから手軽に始められる点と、日々の投稿作業を自動化できる豊富な機能です。

直感的で分かりやすい操作画面も、多くの方に選ばれている理由の一つです。

例えば、「予約投稿」機能を使えば最適な時間に自動で投稿でき、「フォロワー管理」機能で非アクティブなユーザーを把握できます。

まずは基本的な分析から始めたい方におすすめのツールです。

SINIS for Instagram(サイニス)

出典:SINIS for Instagram

対応SNSInstagram
料金LITE:0円/月STARTER:11,000円/月PROFESSIONAL:55,000円/月
主な機能・競合アカウント分析・Excel/PowerPoint形式のレポート自動作成・投稿ごとの詳細分析
こんな人におすすめ・・Instagramの分析を本格的に行いたい方・競合の動向を調査して差別化を図りたい方・レポート作成の工数を削減したい方

SINISは、Instagramの分析に特化した、国内で6万以上のアカウントが利用するツールです。

最大の強みは、自社アカウントだけでなく、最大10アカウントまでの競合アカウントのデータを自動で収集・比較できる点です。

初心者でも見やすい画面で、レポートも自動で作成されるため、分析業務の負担を減らせます。

例えば、競合の人気投稿を分析して自社のコンテンツ改善に活かしたり、レポート作成の手間を省いて企画立案に時間をかけたりできます。

Instagramの数値を可視化し、根拠のあるアカウント運用を目指す方におすすめのツールです。

SNS分析ツール利用時の注意点

SNS分析ツールを導入しても、ただデータを眺めているだけでは成果につながりません。

ツールはあくまでアカウント運用を補助する道具であり、その価値を最大限に引き出すには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

目的意識を持ってデータを活用して初めて分析が具体的なアクションへと変わるからです。

ツールを成果につなげるために、以下の3つの注意点を押さえておきましょう。

それぞれの注意点を確認していきましょう。

導入目的を明確にする

SNS分析ツールを使い始める前に、導入する目的を明確に定める必要があります。

目的が定まっていないと、ツールが示す多くのデータの中からどれに注目すればよいか判断できず、分析が単なる数値の確認で終わってしまうからです。

例えば、「まずはフォロワーを1,000人増やす」が目的であれば、見るべきは「フォロワー数の推移」や「プロフィールへのアクセス数」になります。

一方で、「商品の認知度を高めたい」のであれば、「投稿のリーチ数(投稿を見た人の数)」が指標となるでしょう。

このように、最初にゴールを設定すれば、見るべきデータが絞られ、分析が具体的なアクションプランへとつながります。

ツールを有効活用するためにも、「何のために分析するのか」を最初に決めておきましょう。

分析結果を次に活かす

分析で得られたデータは、次の投稿や施策に反映させる必要があります。

分析は、あくまでアカウントをより良くするための手段であり、データを眺めているだけでは運用は改善されないからです。

例えば、「平日の夜に投稿した画像の反応が良い」というデータが得られたとします。

その場合、「次も同じ時間帯に似たテイストの画像を投稿してみる」などの具体的な行動計画が立てられます。

「分析→仮説→実行→再分析」のサイクルを繰り返すことで、投稿の質が着実に向上していきます。

分析結果から「なぜこの結果になったのか」を考え、「次はどうすべきか」のアクションプランに落とし込むことが大切です。

ツール任せにしすぎない

SNS分析ツールは万能ではなく、ツール任せにしすぎない姿勢が必要です。

ツールが示してくれるのは、あくまで客観的なデータ(数値)であり、その背景にあるユーザーの感情や文脈までは読み取れないからです。

例えば、ある投稿のエンゲージメント率が低いというデータが出たとします。

ツールは「反応が低い」事実を教えてくれますが、「なぜ低いのか」までは分析してくれません。

「投稿内容がターゲットに合っていなかったのか」「社会的な出来事が影響したのか」といった原因を考察し、次のアクションを考えるのは運用者の役割です。

ツールが示すデータの「事実」と、そこからユーザーのインサイトを読み解く「人間の思考」を組み合わせること。

この両輪があって初めて、SNSアカウント運用はうまくいきます。

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SNS分析ツールとあわせて、運用全体の整理にぜひご活用ください。

こんな方におすすめ
✅最新のSNS動向を短時間で把握したい
✅SNS運用の方向性を見直したい
✅自社に合うプラットフォームを知りたい

まとめ|SNS分析ツールを活用してアカウントを強化しよう!

本記事では、SNS分析ツールの基礎知識から選び方、具体的なおすすめツールまでを解説しました。

SNS分析ツールを活用すれば、これまで感覚に頼っていたアカウント運用をデータに基づいて改善できます。

ツール選びで失敗しないためには、「どのSNSで」「どんな課題を解決したいのか」をご自身の状況に合わせて明確にする必要があります。

何から始めればよいか迷う方は、まずInstagramやXが公式に提供している無料の分析機能に触れてみましょう。

あるいは、この記事で紹介したSocialDogやSINISの無料プランを試してみるのも良い方法です。

まずはツールを使いながら機能を把握していくと良いでしょう。

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