TikTokの予約投稿とは?やり方・注意点・伸びやすい時間帯まで徹底解説

びやすい時間帯まで徹底解説
TikTok予約投稿は、投稿時間を最適化し、効率的に運用したい人にとって便利な機能です。
しかし「スマホアプリからは設定できない」「予約後の編集ができない」など、思わぬ制限に戸惑うこともあるのではないでしょうか。
本記事では、TikTok予約投稿の基本的な使い方はもちろん、投稿が伸びやすい時間帯や、事前に知っておきたい注意点をわかりやすく解説します。
TikTokの投稿効率を上げたい方や事前に仕込んで運用の負担を減らしたい方は、ぜひ参考にしてください。
TikTokで予約投稿を使うには?

TikTokには予約投稿機能が用意されていますが、誰でもすぐに使えるわけではありません。
この機能を利用するためには、ビジネスアカウントへの切り替えと、PCブラウザからの操作の2つの条件を満たす必要があります。
ここでは、TikTokで予約投稿を使う前に押さえておきたい利用条件をわかりやすく解説します。
ビジネスアカウントへの切り替えが必要
TikTokで予約投稿を使うには、ビジネスアカウントへの切り替えが前提です。
個人アカウントでは予約投稿機能が表示されず、そもそも設定そのものができません。予約投稿を含む一部の運用機能は、ビジネス利用に限定されているからです。
ビジネスアカウントに切り替えることで、以下のような運用支援機能が使えるようになります。
- 予約投稿機能(ブラウザから利用)
- アナリティクスによる投稿の効果測定
- プロフィールへの外部リンク追加
- DM管理・受信制限などのアカウント制御
投稿管理や分析を前提とした継続運用を行ううえでは、ビジネスアカウントでの運用が実質的な前提になります。まだ切り替えていない場合は、まず最初にビジネスアカウントの開設から始めましょう。
ビジネスアカウントの開設は有料?無料?
TikTokのビジネスアカウントは、誰でも無料で開設でき、審査も不要です。
切り替える前に迷いがちなポイントを、あらかじめ整理しておきましょう。
無料で使える? | 完全無料で利用可能 |
審査や承認は必要? | 誰でも切り替え可能 |
あとから戻せる? | いつでも個人アカウントに戻せる |
戻したらどうなる? | ビジネス向け機能(予約投稿・リンク設定など)は使えなくなる |
参照:TikTokビジネスヘルプセンター「TikTokビジネスアカウントについて」
費用の心配なく始められ、必要に応じて元に戻せる柔軟さもあるため、予約投稿を使うならまずは切り替えておくのがおすすめです。
ブラウザ版のみ設定可能
TikTokの予約投稿は、スマホアプリからは設定できず、PCなどのブラウザ版からのみ操作可能です。
スマホ中心で運用していてアプリ内を探しても、予約設定の項目が見つからないのはこのためです。予約投稿はTikTokにログインしたうえで、PCブラウザから操作する仕様となっています。
利用時に必要な環境は以下のとおりです。
- 利用できるのはブラウザ版TikTokのみ
- 対応ブラウザ:Google Chrome、Microsoft Edgeなど主要ブラウザ推奨
- スマホでもPCブラウザ表示にすれば操作可能
アプリ内に予約設定のメニューが見つからなくても不具合ではありません。
予約投稿を使いたい場合は、ブラウザからのアクセスに切り替えて操作しましょう。
TikTok予約投稿のやり方と操作手順

ビジネスアカウントとブラウザ版の利用環境が整ったら、次はいよいよ予約投稿の具体的な設定方法です。
ここでは、ブラウザでの操作画面を前提にステップごとに解説します。
「いつ・どこまで設定できるのか?」を明確に把握して、スムーズに予約投稿を活用していきましょう。
投稿準備→公開日時の設定までのフロー
TikTokで予約投稿を行うには、PCブラウザ版から動画をアップロードし、公開日時を設定するシンプルな流れです。
投稿手順そのものは通常のアップロードと大きく変わりませんが、一部の操作画面はアプリとレイアウトが異なるため、事前に流れを把握しておくと安心です。
予約投稿の基本的な操作手順は以下のとおりです。
- ブラウザ版TikTokにログインする
- ビジネスアカウントに切り替える
- 画面右上の「アップロード」をクリックする
- 「動画を投稿予約」のスライダをONにする
- 公開日時を選択して「投稿予約」ボタンをクリックして完了する
設定が完了すると、予約済みの動画は「動画」セクションに表示されます。
ここに表示されていれば、予約投稿は正しく設定できています。
何個まで予約できる?件数制限はある?
TikTokの予約投稿には、現在「最大10件まで」の上限があります。
とはいえ、日々運用する中では「予約ができない」「追加できない」などの状況になることもあるかもしれません。あらかじめ制限の詳細や対処方法を押さえておきましょう。
- 予約投稿は最大10件まで(※2025年4月時点)
- 上限に達すると、新たな予約は不可
- 既存の予約を削除すれば、再度投稿可能
- 件数制限は今後変更される可能性あり
- 予約後の編集は不可。変更したい場合は一度削除→再設定が必要
投稿をまとめて準備したい場合は、上限に注意しつつ、投稿内容はしっかり確認してから設定しておくのが安心です。
投稿後に時間変更・削除はできる?
TikTokの予約投稿は、一度設定すると、投稿時間の変更や内容の編集はできません。
投稿後に「やっぱり少し遅らせたい」「キャプションを直したい」と思っても、変更はできないため、削除→再投稿が必要です。時間を含めて投稿内容を見直す場合は、あらかじめしっかりチェックしておきましょう。
- 時間変更:不可
- キャプション・動画内容の編集:不可
- 削除:可能(マイページ→動画→対象を選択→削除)
- 修正したい場合は、一度削除→再投稿で対応
投稿後に慌てないためにも、予約前の最終チェックは忘れないようにしましょう。修正したい場合は、潔く再設定するのがベストです。
TikTokの投稿が伸びやすい時間帯

TikTokでは、投稿する時間帯によって再生数やエンゲージメントに差が出る傾向があります。
特にフォロワーがまだ少ない段階では、「いつ投稿するか」が初速に大きく影響する要素の一つです。
実際に多くの運用事例を見ても、ユーザーの生活リズムに合わせた投稿タイミングが、動画の伸びやすさと密接に関係しています。
ここでは、朝・夕方・夜といった時間帯ごとの特徴に加え、曜日別の傾向を確認していきましょう。
朝(6:00〜9:00)|通勤・通学時間帯を狙う
おすすめの投稿時間帯の一つは、朝6:00〜9:00の通勤・通学の時間帯です。
この時間帯は、出勤前や通学中にスマホでTikTokをチェックするユーザーが多く、移動中のスキマ時間に再生数が伸びやすい傾向があります。
朝に投稿しておけば、1日のうちにじわじわと再生数を積み上げられる点もメリットです。
具体的には、以下のようなタイミングでの視聴が想定されます。
6:00〜7:00 | 起床後のベッドでのスマホ時間 |
7:30〜8:30 | 通勤・通学の移動中 |
8:30〜9:00 | 移動後、始業前などにスマホをチェック |
朝の投稿は、日中の露出を最大化するための仕込みとして活用できます。
仕事中や授業の合間など、あとから再び流入を狙えることも多いため、長時間じわじわ伸ばしたい動画は朝のタイミングをうまく使うのが効果的です。
夕方(17:00〜19:00)|帰宅タイムがチャンス
もう一つのおすすめ投稿時間帯は、夕方17:00〜19:00の「帰宅時間帯」です。
この時間帯は、学校や仕事を終えてスマホを手に取るユーザーが多く、今日の疲れを癒すタイミングでエンタメ系コンテンツに触れる人が増える傾向があります。
電車内や自宅でのんびり過ごしている時間帯のため、集中して動画を見てもらえる可能性も高まります。
想定される視聴されるタイミングは、以下のとおりです。
17:00〜18:00 | 学校・職場を出た直後のチェックタイム |
18:00~18:30 | 電車やバスでの移動中 |
18:30〜19:00 | 帰宅後のくつろぎタイムや軽食中のながら視聴 |
夕方の投稿は、ユーザーが「その日初めてスマホをゆっくり見られる時間帯」に重なりやすく、自然に視聴されやすいゴールデンタイムの一つです。
夜(21:00〜23:00)|最もアクティブな時間帯
TikTokユーザーが最もアクティブになるのは、夜21:00〜23:00の時間帯です。
仕事や学校、家事などが一段落したこの時間は、スマホを手に取ってゆっくりコンテンツを楽しむ人が圧倒的に多く、投稿がバズる可能性も高くなります。 TikTokのおすすめ(For You)フィードは、一定時間経過後にも拡散される仕組みがあるため、夜の初速が翌日に影響しやすくなります。
想定される視聴されるタイミングは、以下のとおりです。
21:00〜22:00 | 夕食やお風呂を終えてくつろぐ時間 |
22:00〜22:30 | ベッドでのリラックスタイムに動画をまとめて視聴 |
22:30〜23:00 | 寝る前の最後のスクロールとして長めに視聴 |
この時間帯は、TikTokが最も賑わう「夜のゴールデンタイム」です。
初速のリアクションが得られやすいため、短時間で反応を見たい投稿やエンタメ系の動画は、夜の投稿が特におすすめです。
曜日ごとの傾向|週末と平日で変わる?
TikTokでは、曜日によってユーザーのアクティブ時間帯や行動パターンが微妙に変わる傾向があります。
特に、平日は通勤・通学のスキマ時間が中心になるのに対し、週末は昼間からアプリを開く人が増えるため、投稿タイミングの戦略も少し変える必要があるでしょう。
金曜夜は「週末モードに切り替わる瞬間」として、反応が伸びやすいタイミングでもあります。
平日・週末それぞれの投稿のねらい目をまとめると、以下のとおりです。
平日(月〜金) | 朝と夜がねらい目で、通勤通学や帰宅後の視聴が中心 |
金曜夜 | 週末気分でエンタメ系の投稿が伸びやすい傾向 |
土日 | 昼間からアクティブ層が増えるため、午前〜夕方の投稿も有効 |
曜日ごとのユーザー行動を把握して投稿タイミングを微調整するだけで、同じ内容の動画でも反応が変わることがあります。
日ごとの傾向を意識するだけでも、運用効率は大きく変わってきます。
投稿を分析しながら、適切な投稿時間を見極めていきましょう。
TikTokの予約投稿をする際の注意点

TikTokの予約投稿機能は便利ですが、一見わかりにくい仕様や制限も多く、事前に知っておかないと思わぬトラブルにつながることがあります。
特に、スマホアプリでは設定できなかったり、予約後の編集ができなかったりと、「できそうでできない」ポイントが多いのが特徴です。
ここでは、予約投稿を使う前に押さえておきたい注意点を、実務に即した形でわかりやすく整理していきましょう。
アプリからは予約投稿できない
TikTokの予約投稿機能は、スマホアプリからは設定できません。
予約投稿は「PCブラウザ版」または「スマホのWebブラウザ版」に限定されており、アプリにはこの機能が搭載されていません。設定画面を何度探しても見つからないのは、機能そのものが非対応だからです。
アプリユーザーが迷いやすいポイントは以下の通りです。
- アプリ内の「+」ボタンや設定画面を探しても予約メニューは存在しない
- 予約設定はPCやスマホのブラウザから「business.tiktok.com」にアクセスして行う
- アプリからは予約済み投稿の確認・管理もできない
「どこにも予約設定が見つからない…」とアプリ内で迷う時間や、設定ミスによる投稿トラブルを防ぐためにも、予約投稿はブラウザからの操作が前提と覚えておきましょう。
特に、チームや複数人で運用している場合は、予約状況の共有や確認もしやすく、管理の抜け漏れを防げます。
予約投稿は編集・時間変更ができない
TikTokの予約投稿は、一度設定すると編集や時間変更ができません。
予約完了後は内容の修正が一切できず、もし変更したい場合は、投稿そのものを削除し、改めて新しく設定し直さなければなりません。
この仕様を知らずに「あとで直そう」と思っていると、意図しない内容でそのまま投稿されてしまうリスクがあります。
運用時に注意しておきたいポイントは以下の通りです。
- キャプション・サムネイル・動画内容などは後から変更不可
- 投稿時間の変更もできない(削除→再投稿が必要)
- 削除はマイページの「動画」タブから可能(編集ボタンはなし)
投稿内容を最終確定する前に、一度しっかり見直す習慣を持つことが、スムーズな運用のために欠かせません。
特にチームで運用している場合は、ダブルチェックや事前確認のフローをつくっておくことも効果的です。
予約できる件数に上限がある
TikTokの予約投稿には、現在「最大10件まで」が上限です。
この件数を超えて予約投稿はできず、11件目以降を設定しようとすると投稿できなくなります。まとめて投稿を準備したい場合でも、制限に気づかずに進めると作業が止まってしまうおそれがあるため、予約投稿の件数にも注意しましょう。
具体的な制限内容は、以下のとおりです。
- 予約できるのは10件まで(2025年4月時点)
- 上限に達すると新規予約は不可
- 不要な予約投稿を削除すれば空き枠を再利用できる
- 件数制限は将来的に変更される可能性あり
投稿を複数まとめて準備する場合は、「今何件予約中か」を定期的に確認し、必要に応じて古い予約を整理するのがおすすめです。
予約投稿では一部の音源が使用できない
TikTokの予約投稿では、一部の音源(特に人気の楽曲や商用利用制限があるもの)が使用できません。
これは、予約投稿がビジネスアカウント専用機能であり、著作権の都合により商用利用が制限されている音源が自動的に除外されるからです。個人アカウントでは使えていた曲が、予約投稿では使えないことも珍しくありません。
以下のようなケースに注意が必要です。
- 流行中の楽曲が選択できないorグレーアウト表示になる
- 動画アップロード時に「音源が使えません」と表示される
- 使用可能な音源は「商用利用可能な音源」に限定される
音源にこだわりたい場合は、予約投稿ではなく手動投稿を検討するのも一つの選択肢です。
特にトレンドに敏感な投稿では、楽曲の使用可否を事前にチェックしておきましょう。
「TikTokの予約投稿は伸びない」って本当?

TikTokでの予約投稿は、適切に使えば投稿が伸びにくいわけではありません。
「予約投稿は伸びない」と言われる背景には、以下のような要因があります。
- 投稿直後のコメントやリプに即時対応できない
- 流行りの音源を使ったバズを狙いにくい
- アクティブ時間帯を逃すと表示されづらくなる可能性がある
とはいえ、これらは予約投稿の仕組み自体の問題ではなく、使い方次第で十分にカバー可能な要素です。
例えば、アクティブ時間を狙って投稿を仕込み、あらかじめ通知をチェックする体制を整えておけば、効果的に運用できます。
予約投稿だから伸びないわけではありません。
正しいタイミングと内容で活用できれば、むしろ手間を減らしながら成果を出す運用が可能です。
まとめ|TikTokの予約投稿を活用し効率的に運用しよう
TikTokの予約投稿は、投稿の時間帯を最適化したり、事前にコンテンツを仕込んでおいたりと、運用を効率化するうえで非常に便利な機能です。
ただし、ビジネスアカウント限定であることや、アプリからは設定できない点、予約後の編集ができない点など、利用前に押さえておくべき仕様も少なくありません。
「予約投稿は伸びない」と言われることもありますが、それは活用の仕方次第です。ユーザーのアクティブ時間に合わせて戦略的に投稿し、反応にも計画的に対応できれば、十分に成果を期待できます。
効率と効果の両立を図るためにも、基本の使い方と注意点を理解したうえで、自分の運用スタイルに合った活用方法を見つけていきましょう。