TikTokライブのやり方は?デバイスによるやり方や配信条件を徹底解説!

TikTokでライブ配信を始めたいけれど、「条件が分からない」「スマホとPCどちらで始めるべき?」と迷っていませんか。
TikTokライブは誰でもすぐに配信できるわけではなく、年齢やフォロワー数といった基準が定められています。
スマホとPCでは必要な条件や配信の手順も異なるため、事前の確認が欠かせません。
この記事では、TikTokライブを始める前に押さえておくべき配信条件から、スマホ・PCそれぞれのやり方、配信できないときの原因や便利機能までを徹底解説します。
TikTokのライブ配信を始めたい方は、ぜひ参考にしてください。
TikTokライブをやる前に確認すべき配信条件

TikTokライブを始めたいと思ったら、まずご自身のアカウントが配信条件を満たしているかを確認する必要があります。
TikTokライブは誰でもすぐに始められるわけではなく、年齢やフォロワー数といったいくつかの基準が定められているからです。
ここでは、TikTokライブを行う前に確認すべき3つの配信条件を解説します。
年齢制限
TikTokライブを配信するためには、年齢が18歳以上でなければなりません。
以前は16歳から可能でしたが、2022年11月23日より基準が引き上げられました。
投げ銭(ギフト)を受け取る場合も同様に18歳以上であることが条件です。
なお、18歳未満であってもライブの視聴自体は可能です。
年齢を偽って登録するとアカウントが停止される可能性もあるため、注意しましょう。
フォロワー数
TikTokライブを行うには、一定数以上のフォロワーが必要です。
基準は、配信に使うデバイスによって異なります。
以前は1,000人以上が基準でしたが、現在は緩和傾向にあります。
ご自身の状況に合わせて、必要なフォロワー数を確認しましょう。
デバイスごとのフォロワー数条件は、以下のとおりです。
スマホ | 50人以上が基本的な条件 |
パソコン | 1,000人以上が必要で、スマホより厳しい条件 |
スマホからの配信であれば、比較的少ないフォロワー数からでもライブを始めることが可能です。
条件をクリアすると、アプリの投稿画面に「LIVE」ボタンが自動で表示されるようになります。
条件を満たしてない場合は?
年齢やフォロワー数の条件を満たしていない場合でも、TikTokライブを始める方法があります。
それは、TikTok LIVEの事務所に所属する選択肢です。
事務所に所属すれば「事務所権限」によって特別に配信機能が付与されるケースがあるからです。
事務所に所属する主なメリットは以下のとおりです。
- フォロワー数が少なくてもライブ配信が可能になる
- 配信に関するノウハウやサポートを受けられる
- 過去にアカウントが制限された経験があっても相談できる
本格的にライバーとして活動したいと考えている場合や、自力で条件をクリアするのが難しいと感じる場合は、事務所への所属を検討してみるのも一つの手段です。
デバイスによるTikTokライブのやり方

TikTokライブは、手軽に始められるスマホでの配信と、専用ソフトを使うパソコンでの配信の2種類があります。
ここでは、デバイスごとの配信手順を具体的に解説します。
それぞれのやり方を確認していきましょう。
TikTokライブのやり方【スマホ編】
スマホを使えば、特別な機材がなくても、TikTokアプリ内で全ての操作が完結するため、誰でも手軽にライブ配信を始められます。
基本的な配信手順は、以下のとおりです。
- TikTokアプリを開き、画面下の中央にある「+」ボタンを押す
- 撮影画面の下にあるメニューから「LIVE」を選ぶ(配信条件を満たしている場合に、このボタンが表示される)
- タイトルやカバー画像を設定
- エフェクトやモデレーターも、この画面で設定
- 「LIVEを開始」ボタンを押すと、3秒のカウントダウン後に配信が開始
- 配信を終える際は、画面右上にある電源マークのボタンをタップ
スマホゲームの画面を配信したい場合は、メニューから「モバイルゲーム」を選択すれば、画面共有での配信が可能です。
スマホからの配信は、場所を選ばずに視聴者とリアルタイムで交流できるのが最大のメリットです。
まずはこの手順に沿って、気軽にテスト配信から始めてみることをおすすめします。
TikTokライブのやり方【PC編】
パソコン(PC)からの配信は、より高画質で安定したライブを行いたい場合や、ゲーム画面などを映したい場合に適しています。
スマホ配信とは異なり、専用の配信ソフト(TikTok LIVE Studio)の準備や、配信用のキーを取得する作業が必要です。
大まかな手順は、以下のとおりです。
- PC配信用ソフト「TikTok LIVE Studio」をダウンロードしてPCにインストール
- 「Go LIVE」から配信設定を行い、「サーバーURL」と「ストリームキー」を取得
- 取得したURLとキーを設定画面に貼り付け
- ソフト側で映像や音声の設定を完了させ、配信を開始
PCからの配信は、スマホよりも厳しい配信条件(フォロワー1,000人以上など)が設定されています。
しかし、OBSなどの外部ソフトを使えばより凝った画面作りも可能になるため、本格的な配信を目指す方にはおすすめです。
TikTokライブができないときの主な原因

ここでは、TikTokライブができないときに考えられる主な原因を4つ紹介します。
- 条件を満たしていない
- ガイドライン違反をしている
- アプリや端末をアップデートしていない
- 通信環境が悪い
それぞれの原因を見ていきましょう。
条件を満たしていない
ライブができない最も一般的な原因は、配信条件を満たしていないことです。
TikTokライブには、年齢やフォロワー数といった明確な基準が設けられています。
条件をクリアしない限り、アプリに「LIVE」ボタンは表示されません。
特に、アカウントを作成して間もない場合は、フォロワー数が基準に達していない可能性があります。
まずは条件のクリアを目指して、動画投稿を続けていきましょう。
ガイドライン違反をしている
過去にコミュニティガイドラインに違反したことがある場合、ライブ機能が制限されることがあります。
TikTokでは、安全なプラットフォームを維持するために厳格なルールを設けています。
違反行為が繰り返されると、ペナルティとして一部機能が一時的、または永久に利用できなくなる(BANされる)場合があるため注意しましょう。
具体的には、以下のような投稿がガイドライン違反にあたります。
- 誹謗中傷や差別的な内容
- 著作権を侵害している動画
- 危険な行為を助長するコンテンツ
心当たりがある場合は、TikTokからの通知を確認したり、アカウントのステータスをチェックしたりしてみましょう。
一度制限を受けると解除が難しい場合もあるため、日頃からルールを守った運用が必要です。
アプリや端末をアップデートしていない
TikTokアプリや、使用しているスマホ・PCのOSが古いバージョンだと、ライブ機能が正常に作動しないことがあります。
アプリの不具合やバージョン間の非互換性が原因で、一部の機能が利用できなくなるケースは少なくありません。
ライブができないと感じたら、まずは以下の2点を確認してみましょう。
- TikTokアプリが最新版になっているか確認する
- 端末を再起動してみる
簡単な操作で問題が解決する場合も多いため、試してみる価値のある対処法です。
定期的に最新バージョンへ更新しておくことをおすすめします。
通信環境が悪い
ライブ配信には、安定した高速のインターネット回線が必要です。
通信環境が悪いと、配信が始まらなかったり、途中で途切れたりする原因になります。
リアルタイムで大容量の映像データを送受信するため、Wi-Fiの電波が弱い場所や、スマホの通信速度が制限されている状態では、正常に配信を行うことができません。
ライブを始める前には、以下のような点を確認しましょう。
- Wi-Fiの電波強度や通信速度は十分か
- スマホのデータ通信量が上限に達していないか
- 可能であれば、より安定した有線LAN接続(PCの場合)を試す
特に屋外から配信する場合は、電波状況の良い場所を選ばなければなりません。
スムーズな配信のためにも、事前に通信環境を整えておきましょう。
TikTokライブ配信で使える便利機能

ここでは、TikToknoライブ配信をする上でぜひ知っておきたい主な3つの機能を紹介します。
- 投げ銭
- コラボ配信
- モデレーター
それぞれの機能の役割を理解して、あなたのライブ配信に活かしてみてください。
投げ銭
投げ銭(ギフト機能)は、視聴者が配信者へバーチャルなアイテムを贈り、応援の気持ちを伝えることができる機能です。
配信者にとっては、収益化の主要な手段となります。
ライブ配信中に視聴者が贈ったギフトは、「ダイヤモンド」の形で配信者に還元されます。
このダイヤモンドは現金に換金可能です。
投げ銭機能の仕組みは以下のとおりです。
視聴者 | アプリ内通貨「コイン」でギフトを購入し、配信者に贈る |
配信者 | 受け取ったギフトが「ダイヤモンド」に変換される |
収益化 | 貯まったダイヤモンドを現金に換金する |
換金率(還元率)は約40%前後とされています。
ライブ配信で収益を得たいと考えている方にとって、この投げ銭機能は重要な機能と言えるでしょう。
コラボ配信
コラボ配信は、他の配信者と同時にライブを行うことができる機能です。
最大4人まで一緒に配信できます。
他の配信者のファンにも自分を知ってもらう機会となるため、新しい視聴者を獲得する上で有効な手段です。
コラボ配信には、以下のような形式があります。
通常のコラボ | 複数人で雑談や企画を行う |
PKバトル | 制限時間内に視聴者から贈られるギフトの量を競い合う対戦形式 |
特にPKバトルはライブが盛り上がりやすく、多くの配信で活用されています。
事務所に所属している場合は、事務所主催のイベントとして賞金付きのPKバトルが開催されることもあります。
モデレーター
モデレーターは、ライブ配信中のコメント管理などを手伝ってくれるサポート役を、視聴者の中から任命できる機能です。
配信者は、信頼できる視聴者にモデレーター役を依頼すれば、安心して配信に集中できます。
特に視聴者が増えてくると、全てのコメントに一人で対応するのは難しくなります。
モデレーターに与えられる主な権限は、以下のとおりです。
- 不適切なコメントの削除
- 特定の視聴者をミュート(一時的にコメントできなくする)
- 迷惑行為を行う視聴者をブロック
モデレーターは配信前または配信中に設定でき、人数に制限はありません。
荒らし対策や、スムーズで快適なライブ環境を維持するために、重要な機能です。
TikTokライブを成功させるための3つのコツ

TikTokライブのやり方や便利な機能がわかったところで、最後にライブ配信をより多くの人に見てもらい、ファンを増やすためのコツを紹介します。
ただ配信するだけではなく、少しの工夫を意識すれば、視聴者の満足度やエンゲージメントは変わります。
ここでは、ライブ配信を盛り上げ、視聴者を惹きつけるための3つの基本的なコツを解説します。
コメントにリアルタイムで対応する
視聴者からのコメントに積極的に対応していけば、ライブ配信を盛り上げる上で大切です。
視聴者は、自分のコメントが読み上げられたり、質問に答えてもらえたりすると「配信に参加している」などの一体感を得られます。
配信者との距離が縮まることで、ファンになってもらいやすくなります。
具体的には、以下のような対応を心がけましょう。
- コメントで名前を呼びかけ、「〇〇さん、ありがとう」と感謝を伝える
- 質問コメントには、できる限りその場で答える
- コメントをきっかけに、話題を広げる
リアルタイムでのコミュニケーションこそが、ライブ配信最大の醍醐味です。
一方的に話すだけではなく、視聴者との対話を意識すれば、ライブの満足度は格段に上がります。
定期的に配信する
ライブ配信を定期的に行うことは、固定ファンを獲得するために有効な手段です。
「毎週〇曜日の21時から」などのように配信時間を決めておくことで、視聴者があなたのライブを生活の一部として認識しやすくなります。
配信を習慣化してもらえれば、毎回見に来てくれるリピーターが増えていきます。
定期配信を定着させるためには、以下のような工夫が考えられます。
- プロフィール欄やSNSで配信スケジュールを告知する
- ライブの最後に「次は〇日に配信します」と伝える
- 決まった曜日や時間の配信を継続する
不定期なゲリラ配信も面白いですが、まずは決まった時間に配信してみましょう。
視聴者が「そろそろ配信が始まる頃かな」と、自然に思い出してくれるような関係性を築くことが大切です。
機材を揃える
質の高い配信を目指すなら、基本的な機材を揃えることをおすすめします。
スマホ一つでも配信は可能ですが、映像や音声の質が向上すると、視聴者にとって見やすく聞きやすい快適なライブになります。
視聴体験の質は、ファンの定着率にも影響します。
最低限揃えておきたい機材は、以下の3つです。
三脚 | 手ブレを防ぎ、安定した画角で配信できる |
リングライト | 顔色を明るく見せ、映像全体の印象を良くする |
外付けマイク | 生活音などの雑音を減らし、クリアな音声を届けられる |
上記機材は、数千円程度から購入できるものも多くあります。
他の配信者と差をつけ、視聴者の満足度を高めるためにも、少しずつ機材への投資を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ|TikTokはデバイスによってやり方が違う!
TikTokのライブのやり方は、デバイスによって違います。
スマホで始める場合は、条件もそれほど多くありませんが、パソコンで始める場合は、フォロワーが1,000人以上でなければライブ配信できないなどの制限があります。
どちらのデバイスでライブ配信をするかを、始める前にしっかりと考えましょう。
最初は人が集まらず難しく感じるかもしれませんが、コツを抑えて配信を継続していけば、収益も少しずつ増やしていけるでしょう。
TikTokはタイミング次第で一気に拡散する可能性を秘めています。
ある程度配信に慣れてきたら、機材や機能もそろえてライブ配信を盛り上げていきましょう。